子連れでも楽しめる!京都旅行におすすめのスポット7選!

京都旅行をしたいけれど、子ども連れだとお寺や神社に行ってもあまり喜ばないだろうし、と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。大人の街の印象が強い京都ですが、実は京都には大人も子どもも楽しめるような観光スポットがたくさんあります。

そこで、ここからは子連れで京都観光をする際のおすすめスポットを7つご紹介します。

東映太秦映画村

京都市右葉区太秦にある東映太秦映画村は、1975年にオープンした映画のテーマパークです。園内は江戸時代を思わせる映画のセットとなっており、まるでタイムスリップをしたような気分を味わえるでしょう。忍者や侍、お姫様などになりきることのできるレンタル衣装も行っているので、家族全員で仮装をして楽しむのもおすすめです。

1日に3回、本物の俳優によるアトラクションショーが行われていますし、運が良ければ実際に撮影されている時代劇の現場を見学できるかもしれません。また、園内にはからくり忍者屋敷やお化け屋敷、手裏剣道場、立体迷路といったアトラクションもあります。

さらに、2020年にはアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のアトラクションがオープンしました。このアトラクションでは、高さ15mにも及ぶエヴァ初号機の手のひらの上に乗ることができます。そのほかにもアニメ関連のアトラクションがたくさんあり、アニメファンにもおすすめです。

京都水族館

京都水族館は京都市下京区、梅小路公園内にある水族館です。2012年にオープンしたまだ比較的新しい水族館で、国の特別天然記念物であるオオサンショウウオのほか、ゴマアザラシやペンギンなどが飼育されています。

また、京都水族館には西日本最多となる約30種5,000匹のクラゲが展示されています。これらのクラゲたちを存分に見られるスペースが「クラゲワンダー」です。ここで自分のお気に入りのクラゲを探してみるのもおすすめです。

まるでクラゲたちと一緒に海の中を泳いでいるような感覚を味わえるでしょう。京都駅から徒歩15分という立地の良さも人気の理由のひとつです。館内にはおむつ替えシート付トイレや給水シンクを備えた授乳室が3ヶ所設置されているので、赤ちゃん連れの家族も安心です。

京都鉄道博物館

京都水族館がある梅小路公園に隣接しているのが京都鉄道博物館です。2016年にオープンしたこの施設は、日本最大級の鉄道博物館です。館内に入ると、まず蒸気機関車の「C62形26号機」とオレンジと緑のカラーが印象的な「クハ86形1号車」、初代新幹線である「0系21形1号車」の3車両が迎えてくれます。

また、2階には在来線と新幹線の運転士体験ができるコーナーもあります。さらに、館外には20両の蒸気機関車が保存・展示された扇形車庫があります。蒸気機関車で往復1kmの旅気分を味わえる「SLスチーム号」も人気です。

かつてブルートレインの食堂車として使用されていた車両内で昼食を食べるのもおすすめです。

京都国際マンガミュージアム

京都の中心地である中京区、地下鉄の烏丸御池駅から徒歩2分の場所には京都国際マンガミュージアムがあります。

2006年に日本初の本格的なマンガミュージアムとして開館したこの施設には、日本国内だけでなく世界中から集めた約30万点のマンガが所蔵されています。

館内でも特に人気となっているエリアは、総延長200メートルの書架に5万冊が並ぶ「マンガ本の壁」です。この書架の本は自由に読むことができ、屋外の芝生に持ち出すことも可能です。そのため、1日中マンガを読み耽ることができます。

そのほか、プロの作家に教えてもらいながらできる似顔絵体験やプロがマンガを制作している様子を見ることができる「マンガ工房」も人気です。

嵯峨野トロッコ列車

嵐山に行くのであれば、少し足を伸ばして嵯峨野トロッコ列車に乗ってみましょう。JR嵯峨嵐山駅に隣接したトロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までを結ぶこの鉄道は、1991年から運行している日本初の観光専用鉄道です。

旧山陰線の線路を利用しており、路線距離は7.3キロメートル、片道約25分です。まるで渓谷の間を縫うように進んでいくので、春は桜、夏は緑の草木、秋は紅葉を存分に楽しめます。特に窓ガラスのないオープン車両の5号車「ザ・リッチ号」に乗車すれば、より自然を感じられるでしょう。

ベビーカーもたたんで乗車できますし、トロッコ嵯峨駅には授乳室やオムツ替えシートが設置されています。赤ちゃん連れの家族も安心です。

平等院鳳凰堂

せっかく京都に来たのだから、子どもたちも連れてお寺や神社に行きたい、という人も多いでしょう。そのような人におすすめなのが、宇治市にある平等院です。

平安時代に栄華を誇った貴族である藤原頼通が建立したこのお寺は、極楽浄土を再現しているといわれています。なかでも人気なのが、鳳凰堂です。10円玉の裏面にも描かれていることで有名です。子どもたちにも10円玉を見せながら「ほら、ここに描かれている場所だよ」というと興味を持ってくれるでしょう。

また、境内にあるミュージアム鳳翔館には十一面観音菩薩立像など多くの仏像が展示されています。最新のデジタル技術を駆使した平安時代の平等院の復元映像も必見です。

伏見稲荷大社

日本人だけでなく世界中の観光客の間でも人気のスポットといえば伏見稲荷大社です。1300年以上の歴史を誇る神社で、鳥居がずらりと立ち並んだ千本鳥居で知られています。子どもたちにとっても強く印象に残る場所になるでしょう。

最初の千本鳥居を抜けたところには「おもかる石」と呼ばれる石があります。願い事をしながら石を持ち上げ、石が予想よりも軽かった場合、その願いが叶うといわれています。また、境内にはさまざまな場所に稲荷大神の使いであるキツネの像があります。

一体何体の像があるか、数えてみるのもおすすめです。さらに、本殿の背後は稲荷山という山になっているのですが、稲荷大社はこの稲荷山全体が境内です。稲荷山の標高は約233メートル、参詣道は1周約4キロメートルで2時間ほどとなっています。

ちょっとしたハイキング代わりにこの山を登っているのもよいでしょう。

京都には家族みんなで遊べるスポットがたくさん!

京都といえば渋い神社や仏閣を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、京都にはそれ以外にもさまざまな観光スポットがあります。映画村や水族館、鉄道博物館など、子どもたちの興味に合わせて行く場所を選ぶとよいでしょう。

また、京都の神社や仏閣はテレビなどのエディアで目にすることも多いです。そのため、子どもたちも興味を持ってくれるでしょう。今度の家族での旅行先には京都を選んでみてはいかがでしょうか。